今日のうつわに、今日のお箸を
毎日の食卓を、少しだけ特別に。
その日の気分やお料理に合わせて器を選ぶように、お箸もお気に入りを選びたくなる。そんな思いから生まれた、こだわりの箸です。
手の小さな方や、お子さまにも扱いやすい21cmのサイズ感。持ち手部分は、陶器のようなマットな質感と天然石を思わせる穏やかな色調で、世代を問わずお楽しみいただけます。ほんのりとした色の揺らぎや、角のグラデーションが美しい表情を生み出し、器との相性も抜群です。
「UTSUWATO」は5色展開。いずれも自然と食卓に溶け込む品のある色合いです。家族で色違いを揃えたり、お気に入りのうつわと組み合わせて楽しむのも素敵です。
青磁(せいじ)
ほんのり緑がかった明るい水色
群青(ぐんじょう)
深く澄んだ青
薄紅(うすべに)
少しくすんだ淡い紅色
麹(こうじ)
米麹のようにうっすら赤みを帯びた優しい黄色
芥子(からし)
「和からし」のような茶色がかった黄色
手に取るたび、こころ和らぐ
三角形のかたちは手にしっくりと馴染み、持ちやすさにも配慮。箸先には乾漆仕上げを施し、食材をしっかりと捉えやすく仕上げました。表面はツヤを抑えたマットな風合いで、落ち着きのある上質な佇まいです。
毎日の食事が、少しうれしくなる。
お箸を選ぶ時間そのものが、小さな幸せとなるように。
素材・色合い・手触りにまで心を込めて仕立てました。ぜひ、あなたらしい組み合わせで、特別なひとときをお楽しみください。
※質感を生み出すため、乾漆を用いた仕上げを施しております。使用する乾漆の量や粒の大きさには個体差がございます。あらかじめご了承ください。
箸で“わくわく”を届ける、100年企業の挑戦
福井県小浜市に本社を構える老舗メーカー「マツ勘」は、1922年の創業以来、地域の伝統工芸である若狭塗箸を守り続けてきました。全国の塗箸の約7割を生産する“箸のまち”で、地元職人とともに技術を受け継ぎながら、「箸でわくわくをつくる!」を合言葉に、家庭用からギフト、宿泊施設向けまで、幅広いニーズに応える箸づくりを続けています。
この“わくわく”という言葉には、使う人・つくる人・働く人、それぞれの心が動く瞬間を大切にしたいという思いが込められています。伝統に根ざしながらも、柔らかで前向きな創造性を育む姿勢こそが、マツ勘の新たなものづくりの原動力です。
伝統と地域の風景を、1本の箸に込めて
マツ勘の自社ブランド「箸蔵まつかん」では、若狭塗の伝統技法を大切にしながら、自然の風景を感じさせるような文様を1本1本に表現。何層にも漆を塗り重ね、丁寧に研ぎ出された模様には、若狭湾の海底にゆれる光や波が抽象的に映し出されています。
さらに、2021年には県の文化財をリノベーションした複合施設「GOSHOEN(護松園)」を開設。箸の展示やワークショップ、地域の交流を通じて、人と人、想いと文化をつなぐ“場”としても活動の幅を広げています。